切迫早産になったらどうする?お風呂は?自宅安静の過ごし方を徹底解説

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妊娠中の大きなリスクのひとつ、切迫早産。切迫早産に悩む妊婦さんは、決して少なくありません。

実は、かくいう私も妊娠28週で切迫早産の診断を受け、出産まで自宅安静を強いられました…。

そこで今回は、切迫早産と診断された場合の過ごし方や、気を付けることなどをご紹介。安静にしなかったらどうなるのか等も併せて解説しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

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Contents

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切迫早産とは?

そもそも切迫早産とは、「早産になりかけている」状態のことです。

お腹の張りや痛み、出血がある、子宮口が開きかけているなど、通常よりも早い時期に出産にいたる可能性が高いと見られる場合、切迫早産の診断が下ります。

ここで重要なのは、切迫早産と診断された=必ず早産になるというわけではないこと。母体・胎児の状態によっては、自宅安静や張り止め薬の服用でおさまるケースもあります。

切迫早産と診断されたら?

切迫早産と診断されたら、基本的に医師からの指示は

  • 自宅安静+張り止め薬の服用
  • 入院

の2種類です。

これらは、「子宮頚管の長さ」「お腹の張り具合や痛み」「破水・出血の有無」「頸管の開き具合」などから、総合的に判断されます。

また、一般的には入院不要な状態であっても、自宅安静ができない環境の場合は入院したほうが良いと判断されるケースもあるようです。

なお、入院の期間は母体・胎児の状態によってさまざま。一週間程度で退院できる場合もあれば、出産まで入院生活が続いた妊婦さんも少なくありません。

入院は、当日急に指示される可能性もあります。念のため、万が一入院になった時の対処法(上の子のお世話・家事を誰に任せるかなど)はあらかじめ考えておくと安心ですね。

切迫早産で自宅安静を指示された場合の過ごし方

一口に「自宅安静」といっても、切迫早産の状態によって安静度は異なります。そのため、まずは医師にどの程度の安静が必要か・何に気を付けるべきかをきちんと確認することが重要です。

目安としては、下記のとおり。

安静度Ⅰ 安静度Ⅱ 安静度Ⅲ 安静度Ⅳ(要入院)
仕事 3~4時間程度に抑える 休職推奨 要休職 要休職
家事 1~2時間程度に抑え、長時間は避ける 出来る限り控える 控える 禁止
食事 普段通りでOK 普段通りでOK 原則ベッド上で座って食べる ベッド上で座って食べる
お風呂 シャワー・湯舟 シャワーのみ シャワーのみ タオルで拭くだけ
お風呂の頻度 毎日 週3回 週2回 週1回もしくは隔週
行動 なるべく出歩かず、重い物は持たない 近くのスーパー程度に留め、重い物は持たない 自宅内のみ 原則ベッドの上

安静度合にもよるものの、基本的には自宅安静を指示されたら仕事・家事を控えて身体を休めることが何より大切です。

安静度合が高い場合には、お風呂にも入らずに食事はベッド上で済まし、トイレの時のみベッドから起き上がるようにします。

なお、お腹の張りは妊娠週数が進むほど増えていくため、安静にしていても張るケースも少なくありません。その場合は、張るときの状態や頻度などを診察の際に細かく相談しましょう。

切迫早産で入院した場合の過ごし方

切迫早産で入院した場合、基本的には張り止めの点滴を24時間継続し、食事もベッドの上に運んできてもらいます。

どの程度まで動いて良いのかは、母体・胎児の状態によってさまざま。

トイレやシャワーなどのちょっとした移動は許可される場合もあれば、トイレも含めて全てをベッド上で行わなければならないケースも。

「入院」と聞くと、「点滴が辛そう」「自宅安静に比べるとストレスがたまりそう」等のネガティブなイメージを持ってしまいがちです。

しかし、自宅安静にしているよりも上げ膳据え膳でより身体を休められる・体調の変化を医師/助産師にすぐ相談ができる等、メリットも沢山あります。

何よりも赤ちゃんが無事に生まれてこられるように、入院を指示されたとしても悲観し過ぎず、気持ちを明るく持って過ごすことが大切です。

切迫早産で安静にしていなかったらどうなる?

切迫早産と診断されても、身体は元気そのものであれば安静にしているのも中々辛いものがありますよね。しかし、安静にしなかったらそのまま早産に繋がってしまう危険性大です。

早産になってしまった場合、生まれる週数が早いほど赤ちゃんに重い障害が残るリスクが高まります。

例えば、脳性麻痺などの重篤な後遺症が残る確率は、体重1000g未満で生まれた場合は10~20%、1500g以上の場合は5%未満だと言われています。

また、2000gを超える体重があったとしても、正期産に入る37週未満に生まれた場合は呼吸障害・哺乳不良・黄疸などが起きたり、発達の遅れが見られたりすることも。

赤ちゃんへの影響は、生後すぐ現れる可能性のあるモノと、後々現れる可能性のあるモノに分かれます。

生後すぐに現れる可能性のある合併症

  1. 呼吸障害
  2. 徐脈・頻脈などの循環障害
  3. 貧血などの血液異常
  4. 体温調節障害
  5. 低血糖・黄疸などの代謝異常
  6. 未熟児網膜症

など

後々現れる可能性のある合併症

  1. 知的障害
  2. 脳性麻痺
  3. 弱視・失明
  4. 聴力障害
  5. 呼吸障害

など

当然のことながら、早産の場合に必ず上記のような合併症が発生するわけではありません。

しかし、このような可能性があることをしっかりと頭に入れておくことは重要です。

赤ちゃんに1日でも長くお腹にいてもらえるように、安静を支持された場合は決して無理をせず、横になって休んで過ごしましょう。

まとめ

今回は、切迫早産と診断された場合の過ごし方についてご紹介しました。

自宅安静になっても、入院になっても、無事に赤ちゃんが生まれてくるまでは不安で一杯のはずです。

しかし、今赤ちゃんのために出来ることは、安静にしていること。過度な不安や落ち込みによるストレスもお腹の張りに繋がってしまうため、安静にしながらも楽しめることを見つけながら、なるべく前向きに乗り越えてくださいね。

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