切迫早産とは?いつからなる?予防するには?気になる疑問を徹底解説!

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妊娠中のトラブルの中でも、耳にする機会の多い「切迫早産」。実は、私自身も妊娠28週で切迫早産の診断を受け、出産まで自宅安静を強いられていました…。

今回は、切迫早産について徹底解説。原因や予防方法なども紹介しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

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Contents

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切迫早産とは?

切迫早産とは「早産になりかけている」状態のこと

お腹の張りや痛み、出血がある、子宮口が開きかけているなど、通常よりも早い時期に出産にいたる可能性が高いと見られる場合、切迫早産の診断が下ります。

とはいえ、切迫早産と一口に言っても“自宅安静”でおさまるケースから、“入院をしても早産が避けられない”ケースまでさまざま。

切迫早産と診断されたからといって、必ずしも早産になるわけではないということは、覚えておいてくださいね。

早産と定義されるのは、いつからいつまで?

ここで、早産と定義される時期をチェックしておきましょう。

妊娠の経過が順調な場合は、『妊娠37~42週未満』に出産=正期産になります。これに対して、『妊娠22~37週未満』に出産した場合は早産になるのです。

妊娠22~37週未満は、赤ちゃんがお腹の外で生きていけるギリギリの時期

妊娠22週未満で産まれると赤ちゃんの生存は難しいとされており、残念ながら「流産」となってしまいます…。

つまり、妊娠22週は「流産」と「早産」を分ける一つのハードルであり、これは一般的に「妊娠22週の壁」という言葉で知られています。

 

『妊娠34週の壁』とは?

「妊娠22週の壁」と同様に知られているのが、「妊娠34週の壁」。

これは、妊娠34週に入ると体内の臓器で最後に完成する「肺」の機能ができあがり、自発呼吸ができるようになるためです。また、赤ちゃんに障害が残るリスクも減ると言われています。

まだまだ未発達でNICU(新生児集中治療室)での治療は必要であるものの、正期産の赤ちゃんに近い状態。ここに到達できるか否かが、妊娠34週の壁なのです。

早産になると、赤ちゃんへの影響は?障害が残る?

生まれる週数が早いほど、器官が未熟なため重い障害が残るリスクは高まります。

例えば、脳性麻痺などの重篤な後遺症が残る確率は、体重1000g未満で生まれた場合は10~20%、1500g以上の場合は5%未満です。

また、赤ちゃんへの影響は生後すぐ現れる可能性のあるモノと、後々現れる可能性のあるモノがあります。

生後すぐに現れる可能性のある合併症

  1. 呼吸障害
  2. 徐脈・頻脈などの循環障害
  3. 貧血などの血液異常
  4. 体温調節障害
  5. 低血糖・黄疸などの代謝異常
  6. 未熟児網膜症

など

後々現れる可能性のある合併症

  1. 知的障害
  2. 脳性麻痺
  3. 弱視・失明
  4. 聴力障害
  5. 呼吸障害

など

当然のことながら、早産の場合に必ず上記のような合併症が発生するわけではありません。

しかし、このような可能性があることをしっかりと念頭に置いて、赤ちゃんに1日でも長くお腹にいてもらえように心がけましょう。

切迫早産・早産の主な原因は?

早産・切迫早産になってしまう原因は、

  • 多胎妊娠(双子など)
  • 高齢出産
  • 喫煙や飲酒などの生活習慣
  • 過度なストレス
  • 仕事や上の子のお世話等で無理をし過ぎる
  • 絨毛羊膜炎などの細菌感染
  • 子宮頸管無力症
  • 妊娠高血圧症候群や前置胎盤
  • 常位胎盤早期剥離
  • 胎児機能不全

などが挙げられます。

早産・切迫早産の原因は上記のようにさまざまで、特定するのは難しいもの。そのため、まずは妊婦検診を定期的に受け、切迫早産・早産の兆候をいち早く発見できるようにすることが大切です。

切迫早産はおりものの変化でわかる?

実は、切迫早産・早産の最も大きな原因だと言われているのが膣からの細菌感染。

この場合、おりものの変化に気づくことで早期の受診・治療が可能になり、切迫早産の悪化を食い止められる可能性があります。どのようなおりものが要注意なのか、しっかりと確認しておきましょう。

要注意のおりもの

  • おりものが黄色い・緑っぽい色になった
  • 臭いがきつくなった
  • チーズのようにポロポロしている
  • 量が急に増えた

おりものに上記のような色・量の変化が見られたら、なるべく早く病院に相談してみてください。

切迫早産を予防するには?

ここからは、切迫早産を予防するためには何に気を付けるべきかを見ていきましょう。

妊婦検診をしっかりと受診する

まず最も重要なのは、妊婦健診を定期的に受診することです。

妊婦検診では、妊娠の経過とともに切迫早産の兆候なども確認しているため

  • お腹の張り・おりものの変化など気になることがあれば、検診ですぐに相談すること
  • 食生活や日々の過ごし方の指導があったら、指示に従うこと

をしっかりと心がけましょう。

もし安静の指示が出た場合は、どの程度の安静が必要なのかを細かく確認してください。そのうえで、医師の指示通りになるべく身体に負担をかけない生活を送ってくださいね。

 ストレスや疲労をためない

過度なストレスを受けると交感神経が優位になり、免疫力が下がってしまいます。免疫力が低下すると膣内で炎症が起きやすくなる=切迫早産を招いてしまうため、注意しましょう。

また、疲労や寝不足なども免疫力が低下する原因に。妊娠中は、身体も心も無理せずに過ごすことが大切です。

妊娠中は口腔ケアも重要

妊娠中はホルモンバランスの変化・唾液の分泌の減少により口腔内の環境が変わり、虫歯や歯周病になりやすいもの。実は、この歯周病=口腔内の炎症が切迫早産に繋がるケースもあります。

人間の身体は、体内で炎症が起こると「サイトカイン」という物質を作り出します。この物質は、子宮口を柔らかくして陣痛を引き起こす物質「プロスタグランジン」の分泌を促してしまうと言われているのです。

口腔内で炎症が起こると、身体が勝手に出産の準備を始めてしまうということですね。

そのため、妊娠中は特に口腔ケアを念入りに行いましょう。また、体調が安定してくる妊娠中期になったら歯科検診を受診しておくことも重要です。

妊娠高血圧症候群に気を付ける

何らかの原因で血圧が上がる「妊娠高血圧症候群」になってしまうと、早産のリスクが高まるとされています。

妊娠高血圧症候群を予防するためには、下記のことに気を付けて過ごしましょう。

  • 体重管理をきちんと行い、急激に体重を増やさない
  • 塩分の摂取量は、1日10g以下に控える
  • 疲労を感じたら、横になってリラックスする
  • 十分な睡眠時間をとる

細菌感染に注意する

妊娠中にセックスをする場合、コンドームを付けないと膣口付近の菌・陰茎の菌が子宮口近くに入り込んでしまい、感染が引き起こされる可能性があります。

細菌感染は切迫早産・早産に繋がってしまうため、妊娠中にセックスをする場合は清潔第一に、かつ必ずコンドームを使用しましょう。

まとめ

早産になる確率は、およそ5.7%だとされています。20人に1人くらいの確立で起こると考えると、決して他人ごとではありません。

元気な赤ちゃんを産むためにも、妊婦検診をきちんと受診するのはもちろん、日頃の生活習慣を見直しながら、正期産までしっかりとお腹にいてもらえるように心掛けてみてください。

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